TOPOGRAPHIE DE L’ART

気持ちのいい空間をみつけました。

一見、場末の建物のようですがTOPOGRAPHIE DE L’ARTというギャラリーです。
マレ地区にひっそりと建っていました。ピカソ美術館のすぐ近くです。
展示は平面から立体までおこなわれていて、内容も社会問題を取り扱ったものから科学や宗教的アプローチのものまで多岐に渡るようです。

テキスタイル販売店跡の建物を、ほぼそのままギャラリーとして利用しているので外見は古ぼけていて暗い印象ですが、なかは外の雰囲気とは打って変わって自然光が気持ちよく、広々としているので作品鑑賞にはもってこいの場所です。また、展示も美しく設計されていて、ボロボロの壁やシミのついた床が残っているにもかかわらず、清潔感あふれる爽やかな雰囲気を感じました。過去の展示のようすもどれも趣向が凝らされていて素敵です。

古い街並みを積極的に残しているからこそだと思うのですが、建物が汚かったり入口が目立たなくても、なかはインテリアが素晴らしいお店であったり、今回のような素敵なギャラリーであったりと外と内とのギャップに驚かされることも多いです。なので、最近は注意深く扉や看板を見ながら街を歩いています。こういう発見をすることも最近の楽しみの一つです。