Milan design week EX-PORTATION 2018

展示会に参加しています。
本日4月17日からイタリアのミラノで開催されているミラノデザインウィークの期間中です。ということでただいまイタリアのミラノへ来ています。
今回は幸運にも、日本人若手デザイナー4名からなるEX-PORTATIONのメンバーの1人として参加をさせていただくことになりました。
僕は過去作品の「Parrot desk lamp」「Slide desk orgnizer」と画像のパリで制作した新作「Yama」という折りたたみのトレー、もしくはブックエンドのような作品を出品します。
ミラノデザインウィークにお越しの際はぜひお立ち寄りください!
下記詳細となります、メンバーの名前をクリックすると各々のホームページへ飛ぶことができます。

EX-PORTATION 2018
Designers:
池内 宏行 (Hiroyuki Ikeuchi)
岩元 航大 (Kodai Iwamoto)
森田 ヒロユキ (Hiroyuki Morita)
山本 崇弘 (Takahiro Yamamoto)×浦中廣太郎(Kotaro Koutarou Uranaka)
Design Soil

Dates:
2018.04.17-22 10:00-20:00 (17-21,Tuesday to Saturday)
10:00-18:00(22,Sunday)

Place:
LOFT by VENTURA FUTURE, via Donatello 36, 20131 Milano

また、ミラノサローネのサテリテでは友人の河内隼人さんも出展しています。
そちらも是非。

Basel Youth Hostel

Vitra campusを訪れるためにスイスのバーゼルへ行ってきました。
その際に宿泊したホステルの雰囲気が気に入ったので紹介します。

Basel Youth Hostel
(青文字クリックするとホステルの画像が見られるサイトに移動します)
ドイツの建築ブログによると、この建物は1850年代に建てられたシルク工場で2010年にBuchner Bründler Architektenにより「堅牢で安価でありながらエレガント」をコンセプトにリノベーションが施され、ホステルとして再生したそうです。彼らは2010年の上海万博スイス館の設計も手がけています。

まず、ここに来て目に入ったのは家具です。
ジャン・プルーヴェ、アルネ・ヤコブセン、コンスタンティン・グルチッチなどの無骨めな家具や照明がロビー、食堂、バーで使われていて、もとは工場であった空間に生活感を足しすぎることなくひきたてていました。
たまたま、カーニバルの時期と重なってしまい、ピエロの被り物などが飾ってあり少し普段とは様子が違っていそうでしたが、それでもよかったです。


ロビー:プルーヴェのアントニーチェアとポテンスランプ


ロビー:ヤコブセンのグランプリチェア、テーブルは脚の形からプルーヴェかもしれません


食堂:ロビーから


カーニバルの衣装

内装はスチールやステンレスなどの金属、コンクリート、オーク材、針葉樹の合板がメインに使われていて、金属の溶接焼けや木材加工の際に生じた焦げなどもそのまま残して使用されています。塗装もグレーや白などモノトーンが主で、色味は最低限に抑えられ、もとの空間と後から足された素材そのももの色味や触感を大切にしているようです。


廊下:エレヴェーターから


共用のトイレ、バスルーム


階段


客室:ベッド、テーブル、スツール以外の建具は全て合板で作られていました。


ベッドに備え付けられっている読書灯、スチールを曲げて作ったもので、隙間に本が置けるようになっていました。黒い点は溶接跡。


ウルムスツールを思わせるミニマムなデザイン。


客室のロッカーと洗面スペース


ロッカーは板の1部分を削り取って引き手にしていました。


客室内の引き戸

今回の訪問は冬だったので雨、曇りの日が続きましたが夏や春はもっと気持ちが良さそうな立地で、暖かい時期にまた訪れたい場所です。
バーゼルは旅行者に滞在期間中の公共交通機関の無料券を発行してくれます。
他のものの物価は非常に高いですが、ありがたい制度でした。
今回は建築など見逃してしまったものもおおいのでまた訪れようと思います。