Galerie kreo

Galerie kreoへ行ってきました。
パリの6区にあるギャラリーで、おもに家具や生活にまつわるものを提供しているデザイナーの作品を中心に展示しています。
ビンテージデザインのものも展示されていますが、もっとも特徴的なのは企画展です。
デザイナーが今まで発表してきた作品を展示するのではなく、ここでの展示のために新作を制作し発表します。
所属デザイナーの顔ぶれもそうそうたるもので、今回はなんとChair oneやMaydayで有名なKonstantin Grcicの展示がおこなわれています。
CastiglioniのArco lumpにインスパイアされたVOLUMESというシリーズで、普段の製品からは見られない実験的なアプローチになっているようです。
作品はBlue de savoieという石材を切り出して作られていて、
機能がありそうでないような、無さそうであるような、いわば家具のと彫刻の中間のようなもののように感じました。
アルコランプと同様に箒の柄を差し込むと2人で担げるよう設計されています。

 

 

磨き上げるのではなく、サンドブラストであえて石の風合いを生かしています。
好みの分かれそうな作品ですが、美しい形に切り出された石の塊が整然と並べられている様は壮観で気持ちの良いものでした。