LIFE DRAWING OPEN STUDIO

シテで暮らしている友人たちとイベントを開催しました。
音楽にあわせてダンサーが踊る様子を参加者がドローイングするといった内容です。コンテンポラリーミュージックやアラビアンミュージックに合わせて、ダンサーが即興で踊ります。
準備中は「これ本当に開催できるのか?」という感じでしたが、当日は大入り大盛況でした。
以下は当日の様子を少し。
ダンサー Marie Coton Simon、 楽曲提供 Antonio Covello、 即興演奏 Ihsen Laribi 、VJ  Yuko Amano、企画  Predrag Lojanica

ムードンの工業化住宅

パリから電車で30分ほどの距離にあるムードンの住宅を眺めに行ってきました。
第二次世界大戦後のフランスの住宅難を解決するために、Jean・Prouvéらによって考案されたプレハブ住宅です。
ここにはMétropoleというタイプが8棟、coqueというタイプが6棟の計14棟が残っています。
これらの住宅は軽量で簡単に組み立てられ、低価格で大量生産ができることをコンセプトに設計されたそうですが、最終的には採用されず実現にはいたりませんでした。現在、試作で建てられた14棟は愛好家などが購入し、修繕を施し今でも住宅として暮らしています。70年近く人が暮らせているので耐久性は十分にあったと思うのですが、採用に至らなかった理由はいったい何だったのでしょうか。
断熱などの問題があって愛好家にしか耐えられない不便があるのかなど想像が膨らみます。

建物が素敵なのはもちろんですが、自然が多く、家どうしの距離もたっぷりなので、住宅街でありながら景観も素晴らしいです。
まさに閑静という言葉がぴったりの場所で、大きな窓からの景色は気持ちが良さそうです。

下記のサイトからも情報が見られます。
図面写真

ヴァンブ蚤の市

ヴァンブ蚤の市へ行ってきました。
主に18、19世紀、アールデコ、50〜70年代の家具や生活にまつわる道具、絵画、アジアやアフリカの芸術を取り扱っています。
クリニャンクールがパリの北端で行われているのに対して、こちらは南端です。クリニャンクールでは値段に驚かされることも多いのですが、ここは高いなりにも手のとどく範囲の価格が多く、おおらかな雰囲気の露天形式なので気楽に回れます。また、1〜2時間もあれば回れる点も日曜日の散歩にはちょうどいいです。

公式のウェブサイトによると、露店の数は380にも及びます。また、このウェブサイトでは出店者のプロフィールや何を専門に取り扱っているかなどを事前に確認することができるうえに、電話番号やメールアドレスも公開されています。

様々なものがごちゃ混ぜになっているように見えますが、専門分野の品物が並べてあります。

こちらは古道具を扱っている露店、中央に見える金色の水平器は5000円ほど。最低価格が2000円あたりからです。聞いたところ、現地の人はここから基本値切るそうです。僕も買うときは値切りに挑戦しようと思います。この時は水平器のとなりに見える木製のリールにかなり惹かれましたが、使う機会がなさそうなので断念しました。

ハサミもいろいろな形のものがあり面白いです。

使い古された道具をみたり、見慣れない道具を発見したりするとワクワクします。

蚤の市に通い始めてだいぶ経ちましたが、未だ何も購入していません。気長に通っていいものを見つけることにします。